古希前のブログ 夢の夢の輔俳句集 日暮と自給j半足

2020年9月14日月曜日

ひぐらしの中で詠む・歩き旅と夢の夢の輔俳句集

日々の暮らしと俳句「吾亦紅句会」より

俳句を始めてから10数年が経ちました。

俳句の出会いは「日々是好日還暦過ぎのすろーらいふ」「うらなりの独り言」「せまいがひろせ」の管理者友人の勧めで「吾亦紅」主宰靖子先生の元へ入会を果たした。パソコンの師匠と言っても過言ではない彼は何事にも手が抜けず事細かに説明を頂いた。何か解らないことあればgoogle検索し、また、googleの検索サイトへのキーワード成るものが何なのか!googleのSEO対策とは、などなどを教授してくれました。師匠のおメガネに叶うことが出来たかどうか!!

吾亦紅の初参加の俳句


彩りを育んで行く春の土 


甲州街道歩き旅・田んぼの片隅で見つけた福寿草の黄花が疲れた身体を癒やしてくれます。福寿草の枯れ草色に黄花の彩りが育まれていました。

五月雨や偲ぶ姿のヘルメット

ツーリングで何回か同行しています。彼の後ろについて走行しているとコーナーリングでベストな体移動の様子が参考にしてツーリングしていました。

家族連れでツーリングの途中小石に滑ります。ループ橋からウイングと果てました。ヘルメットから亡くなられた方が想像され、五月雨に悲しさが濡れていきます。と句票です。

語らずも仕事の後の汗光る

始めて数カ月の作者。リズム・省略・余韻の全てをクリアーしている仕上りに驚きます。心の通じ合った仕事仲間との無言の絆が「汗」という季題に託されています。と句票です。

そうなんですね、これだけの仕事をしたよと言葉で言わなくても汗を見れば分かる様を詠んでいます。

旧東海道五十三次を歩いて俳句


鴫立ちの庵涼しき時の中

旧東海道五三次を友人と歩いた。神奈川県大磯町にある「鴫立庵」は江戸時代の俳人の草庵です。この句は吟行句です。気分は芭蕉翁のおくのほそ道「旧東海道五十三次」版です。

固有名詞がどこまで句の中で生かされているかは別として「時の中」に作者の感性が生きています。と句票です。

落葉踏み宇津ノ谷峠道祖神

20番目の丸子宿で詠んだ句です。宇津ノ谷峠で道祖神が我らを迎えてくれます。

行く秋の併せし旅路微笑仏



21番目の岡部宿で詠んだ句です。旧東海道から少し外れて光泰禅寺の微笑仏に出会う。この微笑仏さんは木喰仏である。やさしさの微笑がやすらぎを与えてくれる木喰上人さん。

ひぐらしの止まぬ森かな蝉時雨



49番目の間の土山宿手前の道で、鈴鹿峠を下り田村神社境内を通るとひぐらしの蝉の声だけが聞こえ凄かった!! 参道の脇にサマーベッドで涼み、ひぐらしの声を楽しんでいた。この句はひぐらしと蝉時雨の季重なりとなりますが、田村神社参道を通るとひぐらしの蝉時雨と詠んでしまいます。

稲刈りに見守る妻の笑顔かな

51番目の宿で、近江富士(三上山)を見ながら稲を刈る夫婦に出会う。豊穣の喜びを噛み締めている様を詠んでいます。

格子越し見ゆる今昔燕子花



旧東海道五三次の37番目の宿場藤川で詠んでいます。芭蕉翁句の「ここも三河むらさき麦のかきつばた」と句碑がある。街道沿いは、格子戸の家々が並んでいます。この日は、雨が降る日だった。レインコートに身を包み歩いて歩いています。友人の案で旧東海道道中記を出版している。

この俳句は、39番目の池鯉鮒で在原業平ゆかりの八橋無量寿寺へ寄った時「杜若花祭り」で雨の中賑わいを見せていた。この無量寿寺でカキツバタの花祭りで一句侍り置く。

石割山登山で 詠む


熊除けの鈴の音振るふ新樹かな



近場の山歩きに出かけますが、山道脇に立て看板があります。クマ出没とあちこちに掲げてあります。リュックの後ろに大きめの鈴を吊るしクマに俺達がいることを知らせています。この、鈴音が結構良いです。新樹の緑もキレイですね。

重き荷を一歩に乗せし登山道



背に背負う荷物は必要最小限の荷物ですが肩にくい込みます。登山道のスタートラインで一喝を入れています。石割山は山梨県にある山で、山中湖の北側に位置します。後ろの鳥居は石割神社です。階段を延々と登ります。大きな石をご神体にしたお社にたどり着くもここからさらなる登が続きます。


石割神社の御神体です。

石割山山頂にてこの時大学生たちのグループが先に登頂していた。彼らの携帯カメラのシャッターを押してあげた。その時お返しに我らも記念に収めて貰う。後方には富士山を望む白雲が掛かっていなければ良かったね!!でも、この雲がまた景色となっていました。

山間の滴集めし寒の水

山道を登ると岩清水がシタリ落ちています。一滴一滴が集まりその水を口に含めます。冷たい水甘露です。







入選句(ねんりんピック北海道・NHK俳句大会より

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